2009年04月02日

生物多様性入門③ 生物多様性損失の影響

category: 生物多様性

皆様こんにちは。

ようやく桜の花も暖かい春の訪れを告げてくれましたが、長く続いた花冷えで、体調など崩されていませんでしょうか?今回は生物多様性の解説、連載第3回をお届けします。

「生物多様性入門②」はこちら

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これまでの連載でもお伝えしている通り、人間活動によって深刻な影響を受けている生物多様性ですが、実際にどのような影響が報告されているのでしょうか。例えば、2008年に「生物多様性条約第9回締結国会議」で発表された「生態系と生物多様性の経済学 中間報告」では、「正しい政策を採られなければ、生態系の中には修復できないほど損害を受けるものも出てくる」という警告が出されました。また、「世界中のすべての人間の福祉は基礎的かつ直接的に生態系サービスに依存している」一方で、50年間の生物多様性の劇的な減少により、その恩恵は急速に低下している」ことを忠告しています。

具体的には...

・過去300年間に地球上の森林地帯は約40%に減少。25カ国において森林が完全に消滅し、別の29カ国においては90%以上が消滅。

・1900年以降、世界は約50%以上の湿地を失った。

・珊瑚礁はその30%が漁業、汚染、病気、珊瑚の白化により深刻な被害を受けている。

・過去20年間で35%のマングローブが消滅した。

...など、その影響の大きさには驚くばかりです。

→次回へ続く

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